★ はじめに
毎日を生き生きと過ごしている人は、疲れを知らないというか体の痛みを知らない健康
な人だと思います。しかし、体のどこかに不調があると気が重くなったり食欲がすすまず
不機嫌になってしまいますね。
特に、体の節々や膝・腰の痛みがあると日々疎くなってしまい周りの人を不愉快な気分
にさせてしまいます。これからシリーズでご紹介したいのは、医者にかかって電気治療やマ
ッサージなどつづけてもなかなか改善しない膝痛や腰痛を足や足裏などのツボ押しで痛みを
改善しようということです。
足の裏や足の周辺にはいっぱいのツボがあって、そのツボを押したりもんだりすることに
より膝痛や腰痛だけでなく、多くの病がよくなっていくということです。それは、足の部分
と体の内臓との間にそれぞれ反応しあうという点にあるということです。
足の療法は三千年も前に中国で生まれ伝えられてきた東洋医学の秘術だともいわれていま
すが、ツボ押しで膝痛や腰痛などが改善されれば生き生きとした心も体も健康な毎日を過ご
すことができれば幸いですね。
★ 足のツボ押し
● 腰痛の原因
お腹の深いところにある腸腰筋が硬くなることで腰痛を起こす原因だといわれていま
す。腸腰筋が腰痛を引き起こす状態とは、トリガーポイントという筋肉内のシコリ(硬
くなる)ができている状態のことをいいます。
筋肉は、血管から酸素や栄養素をもらって伸びたり縮んだりしているのでかなりの負担が
かかっているのです。筋肉は太くて硬い状態(力こぶを想像)になり、この状態がつづくと
筋肉にトリガー状態になった個所が発生するのです。
トリガーポイントが発生した箇所に痛みが起こるほか、関連病といわれているトリガーポ
イントの発生した箇所以外にも痛みやしびれなどの症状が起こるのです。したがって、画像
にあるように矢印のところをしっかりとツボ押しして筋肉を緩めることにすることで、腰痛
も改善されるとうことです。
● 腸腰筋とは
大腰筋・小腰筋・腸骨節を総称して腸腰筋とよんでいます。大腰筋は背骨の下部から股関
節の内側、小腰筋は背骨の下部から骨盤付近、腸骨筋は骨盤の内側から脱股関節の内側につ
づいており、上半身と下半身を繋いでいる唯一の筋肉なのです。腸腰筋は、腹腔の後ろ側に
あり、身体の深い部分にあることからインナーマッスル(深層筋)と呼ばれています。

★ ツボの押し方

腰痛で右の腰が痛ければ右の足のツボを押す(左の腰が痛ければ左足のツボを押す)。ツ
ボ押しの体勢はソファベッドやベッド、座ったときは胡坐をかいてもよいし、膝をたてても
構わない。自分でやりやすい体勢をとればよいでしょう。ツボ押しの箇所は膝から足首までの
脛骨のキワを沿っておします。
画像にある矢印の箇所を押すと痛みがあり、その痛みの箇所がツボの一つで、トリガーポイ
ントといい、その筋肉のシコリ(硬結)を押すことがツボ押しです。
脛骨のキワを狙って触りながら押して硬いところを探していくと、腰痛の約9割の人が痛い
と感じます。その痛くて硬いところを押していきます。押し方はどんな押し方でも構わないの
で硬くなっているところ30秒間一定の強さで押しつづけてください。

押しているところはツボといっていますが、ここは腰の筋肉と繋がっているので、腰痛の人
や膝痛の人などは押さえるだけでものすごく痛がります。押し方は、ゆっくりと、ものしずか
に押すことで腰の筋肉がだんだんと緩んでいくようにんさります。
押している箇所は、長趾屈筋・後脛骨筋・ヒラメ筋・腓腹筋などいろいろな筋肉が重なりあ
っているところなので筋肉のトラブルは自然と多くなっているところでもあります。
★ 腸腰筋が硬くなる症状とは
・ 腸腰筋が硬くなると
① バランスを崩しやすくなる。
② 姿勢が悪くなる。
③ お尻が垂れたりする。
④ 下腹部がポッコリでる。
➄ 腰痛になりやすい。
➅ つまずきやすくなる。
★ 腰痛が起こりやすい姿勢
① デスクワークや車の運転など長時間座っている姿勢。
② 丸くなって(エビのような形)寝るように、股関節を曲げたままの状態で寝る。
➂ ランニングやサッカーなど過度なキックなどの動きをつづけている。
④ 普段から胸を張って姿勢をきれいに見せようと無理な姿勢をつづける。
★ 参考
腰痛は、頻尿改善でも記述しましたが、このほか腰痛に良く効くところは、足の裏
の腎臓・膀胱・尿管そして尾骨を親指などで少し長めに刺激したり、尾骨は棒などを
使い強めに刺激することも腰痛改善のツボ押しの一つです。
参考資料
平川接骨院レポート
整体院一心レポート