◆ パレイドリアの世界

  • 2020年10月10日
  • 2021年10月16日
  • 自然と旅
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      ★パレイドリアを知る

 パレイドリアについて全くの知識がなかった。子供のころから月を見てウサギが餅つきをしているのをズーと信じていたし、かぐや姫が月へ帰って行ったというおとぎ話の世界で日々を過ごしてきた。それが、月へ衛星を打ち上げられて、ウサギだったのがクレータということが明らかになって、子供のころから抱きつづけてきた夢物語が無残にも終わってしまった。

 その後、書店で荒木健太郎さん(アニメ・天気の子で天気関係の編者)の書かれた「雲を愛する技術」という著書に触れて読む機会があり、そこからいろいろな雲を知ることとなってから、夜も昼も空を仰いで雲を見つめることが多くなった。

  雲のことは、長年登山をつづけていることから雲の形や流れ・風の状態から天気を推測(観天望気)することはあったが、荒木さんのように専門的な知識は浅い。観天望気よりもさらに専門的な雲の話に触れてからは、登山前後の観天に加えて、日常生活における雲のことの知識を広めようと、空を見あげては天気予測だけでなく雲のあり方や形を見ることを始めた。 そんな折、大きく積みあがった雲を見ているうちに、雲の中に人の顔とか動物などの顔などが現れてくるのに驚きと不思議さを見ることになった。だが、その現れも確かなことと受け取れず、デジカメで撮影して編集してみた。すると、はっきりと人の顔や動物などの顔の雲だということが確かめられた。早速、編集した雲の動画を公開したところ、Aさんから「パレイドリア現象ではないですか」というコメントが寄せられた。 

 パレイドリアという言葉・パレイドリア現象ということは初耳だった。知識の浅いことから何のことだかわからない。すぐに、パソコンでパレイドリアを検索して雲や岩などを見て人だとか動物だとかに見えることをいうということがわかった。Aさんは幻覚状況で精神的に疲れているときなどに見える現象だといっていたが、別に疲れていたり、ストレスを抱え込んだり、精神的に病んでいる状態でない、実に普通の健常者であり、そう見えたのは雲を普通に・素直に・自然に見たまでのことで、Aさの指摘は当てはまらないと思った。

           ★  パレイドリアとは

 月を見てウサギが餅つきをしている、雲に人の顔とか動物などを見るということは、ほかにも岩や石などの模様などを見て人の顔や動物などの顔を見る、壁のシミに人や動物などの顔を見ることは、本来その場に存在しないはずの物が存在し、その形や模様でその物を認識・知覚することをパレイドリア現象といい、よく代表的な現象例とされている。

 パレイドリアは一つの幻視・錯覚の一種で、健常者でも起こりうるが精神医学では精神の疾患と見なされることもあるといわれている。公開したパレイドリアの世界の動画を観てコメントをくれたAさんも「精神的に疲れているのでは」といったのも、健常者でも精神的つかれ・精神的な疾患状態・ストレスからくる精神的な不安定から、精神的疾患に疾患があり、存在しないものをあたかも存在しているようにとらえた雲の動画を公開したのではないかということだ。このことは、下手をすれば病的見地から精神異常のレッテルがはられかねない危惧がある。

      ★毎日雲を見る楽しさ

 毎日のように空を見上げて雲の形や流れなどを見つめて過ごしている。その度に、雲の形などを見て素直に人の顔や動物などの顔に似た雲を見ることが多い。そして、見た雲の形などから人の顔・動物の顔だと見えれば手持ちのデジカメで撮影する。カメラを通して撮影された雲を見ると、直接見た目よりも鮮明に人の顔であり動物の顔が写し出されている。何の不思議はない。これがパレイドリア現象の一つだと思っている。

 以前、東京の多摩川や秋川辺りの川原や今住んでいる近くを流れる鮎川や鏑川の川原で石を集めている人を見かけたことがある。一度話す機会があって、なんの理由で石集めをしているか訊ねたことがあった。すると「石に人の顔や動物に似たものがあるので探している。石にも魂があり、そのような石を集めるのが趣味なんです」と。そのときは、ハァーそうですか。変わった趣味なんだな、と気にもとめてなかったが、今考えるとパレイドリア現象ではなかったのではないか。

     ★パレイドリアの世界

 パレイドリアは精神医学の用語といわれている。強い不安・恐怖を伴う精神状態のときにもしばしば出現する。青空に沸き上がった入道雲の一部からして人の顔や動物などの顔にみえたりする。いったん知覚すると、情動や連想と無関係にそのように見えてしまうと、意志に反して現れつづける変形した知覚・幻覚に陥ることになるともいわれるが、精神疾患のない状態で雲や石などで人や動物などの顔に見えたからといって、精神病状態と決めつけるのには賛同できない。

 パレイドリアに関しての本国内だけでなく世界の学者が主張する論調には理解しがたく、浅学凡人にとっては難しすぎる。ただ、雲や石などが人の顔・動物などの顔に見えることが幻覚・錯覚でもよい、それなりの変化や移動などを見て楽しめればよいと思っている。

 

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