◆ 熱海温泉 伊豆山神社

   * 頼朝と政子の恋の舞台

 伊豆山神社は鎌倉幕府を開いた源頼朝には武運と恋で深いかかわりのある神社です。この伊豆山神社は熱海温泉の東端の伊豆山の中腹にあり、箱根神社とともにニ所権現と呼ばれる古社として有名です。

 頼朝とのゆかりは、平治の乱後平氏によって伊豆の国へ配流されたときに、伊豆山神社に源氏再興の祈願をした所でもあります。また、伊豆の豪族伊東祐親の追われた時には伊豆山神社に身を寄せたりしてのですが、そこで、伊豆の小豪族であった北条時政の娘政子と出会い、恋の炎が燃え立ち伊豆山神社を逢瀬の場として愛を深めていったことです。

  頼朝と政子の恋の舞台となった伊豆山神社は、老若男女の縁結びの神として祈願されているようです縁結びのほか、源氏再興で祈願成就した神社で、強運の神様してもビジネスマンや事業者の人々も参詣することが多いようです

  * 伊豆山神社への道

   頼朝ゆかりの神社で政子との恋の舞台を知ったのは、熱海観光案内所の女性ガイドに熱っぽく紹介されたことからでした。ひょっとしたら、案内嬢も伊豆山神社での縁結びにあやかったのかもしれませんね(聞くわけにはいきませんでした)。

 神社への道は、麓の走り湯神社のある走り湯から拝殿まで837段の石段の参道をひたすらのぼって行くことになります。(ただし、熱海駅前から④のバス停で伊豆山神社回りの循環バスに乗り、伊豆山神社前で下車、そこから189段の山道を休みやすみ上れば、息を切らすことももなく拝殿前の境内に出ることができます。走り湯からのコースよりも楽です)。どちらを選ぶかは自由ですが、神社へ訪れるほとんどの人は熱海駅から循環バスに乗り、伊豆山神社前で降りられる方が多いです

   * 祈願は達せられるといわれる

 参拝路には、病気平癒・厄難消除の神様で強いパワースポットと知られる「白山神社」があり、訪れた人は”必ず結ばれる結明神社”でもあることから、縁結びの願をかける人には神様も背を向けることはしないで叶えてくれることでしょう。

 拝殿(本堂)の右手前におみくじを結ぶハート型の札掛けがあります。結ぶ隙間のないほどです。願をかける人々が多い人気のスポットです。縁結びでなくても運を願うのなら、おみくじを引いて結んでも良いのではないでしょうか。私も、運を願っておみくじを結びました。

   * いわれのある縁石

  ◆  手水舎

  お清めの手水舎、伊豆山神社のシンボル・赤白二龍(セキビャクニリュウ)があり、赤龍は火の力を、白龍は水の力を操るといわれる温泉の神様で、夫婦和合・縁結びの象徴ともされています。

  ◆  光 石 

  手水舎を離れて一段拝殿に近づくと左側に光の石があります。光の石に触ったり・座ったりなどして光のパワーを賜ることができるといわれ、腰かけたり触ったりする人が多いです。

  ◆ 腰掛石

 頼朝と政子が腰かけて愛を語り合ったともいわれ、恋愛成就などのご利益があるといわれています。腰掛石の傍らにご神木の柳の木が有名で、恋愛成就のご利益がることから、政子は頼朝との恋の成就を願い、ご神木の葉を手鏡の下に敷いていたと語り継がれています

   * 境内からの眺望

 境内から南方を見やると、伊豆山の町の眺めや相模湾に浮かぶ初島やはるか沖合の伊豆七島の一つ伊豆大島を一望できます。また、境内には有難いパワーを賜るスポットが数多くあることから、スポット探しが楽しみの一つです。まるで宝探しのようでもあります。

   * 伊豆山神社の所在地

   所在地 : 静岡県熱海市伊豆山708-1

          電 話 : 0557ー80ー3164

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